飛騨季節料理 肴では飛騨の旬の食材を新鮮な状態で愉しんでいただけるよう店主自ら食材を求め山や川に出かけ、調達調理にこだわった料理を、肴というモダンな「和」の空間の中でおもてなしいたします。
「肴 店主の日記」は、飛騨の旬の情報や食材調達の様子、料理をご紹介します。

奥只見 【大鳥ダム】行って来ました! 到着まで・・・














昨年は仕事とはいえ震災の事もあり自粛して行かなかった
大鳥ダムに昨日泊まりがけで行って来ました。
大鳥ダムは福島県にあり岐阜県徳山ダムが出来るまでは日本一の貯水量を誇るダムで
堤高も重力式コンクリートダムの中でも第一位です。
高山から奥只見迄は車で片道5時間(380キロ)あります。
只見の丸山スキー場近くから大鳥ダムまで歩いて下り40分登り90分の距離を
20キロを超える荷物を背負っての釣りです。
私が大鳥ダムに行き始めたのは奥只見ダムに新放水口が出来た次の二年目からです。
飛騨には沢山の大きな岩魚を釣れるポイントがまだまだありますが、
日本で一番大きいサイズが沢山釣れるポイントは大鳥ダムが一番と考えたからです。
過去に飛騨エリアでは宮川や高原川もよく行きましたが”我先の釣り”に
疲れ【有峰湖】に通うようになりましたが5年ほど前に漁協の管理も無くなり
今では無法地帯状態で産卵時の乱獲などで岩魚は激減!!
頼りの【御母衣ダム】はワカサギが年々減り釣果も期待薄・・・
最後の頼みだった【大鳥ダム】も新放水口が出来た為ダブル放水で
プランクトン・ワカサギが年々激減傾向にあった所に昨年震災で原発停止で
水力発電が更に必要となり追い打ちを掛ける様にプランクトン・ワカサギが激減しています。
今回予想してた通りワカサギの流下もほぼ無く釣れた岩魚は蛙を食べている状態・・・
一昨年前は釣れた岩魚が2匹が川ネズミも食べていてビックリ!!
ここ近年特に4月頃から餌として食べてたワカサギが食べれなくなり食性が変わって来ている感じです。
これからもっと共食いなど捕食が変わっていく気がします。
年々悪化して行く大鳥ダムでのワカサギ流下の釣りは今後もっと厳しくなりそうです!!
期待薄くなった大鳥ダムへは今後あまり行く事が少なくなりそうなので沢山写真を撮って来ました。